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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2009年 10月 15日号

▼政権交代が実現し、長い間の自民党と官僚による慣れ合い政治に終止符が打たれる時が来た。民意を汲み、脱官僚政治の推進を宣言した新政権の政策に注目していきたい

▼同友会は独自の政策提言活動を長年続けてきた。ここ数年は国には中小企業憲章を、地方には中小企業振興基本条例の制定を求めて運動を展開してきた。中小企業憲章は民主党のマニフェストに明記してあり、実現の可能性が高くなってきた。振興基本条例については、各地の条例制定運動の過程で同友会会員が積極的にリーダーシップを発揮している。頼もしい限りである

▼7月の全国総会で宣言した中小企業立国を実現するには、まずは地域経済を支える中小企業が元気になることが求められる。最近の経済界では、中小企業団体の中で同友会の存在が一段と認められ、政策提言のできる中小企業団体として世間から一目置かれるようになってきた。そうであれば、会員には一層の力量アップと、経営者としての総合的能力が求められる。秋の経営研究集会や経営フォーラムは絶好の学習の場である。世の中の期待にこたえる存在感のある企業づくり、地域づくりに取り組む経営者は必ず参加して欲しいものだ。

「中小企業家しんぶん」 10月 15日号より


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