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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 10月 15日号

▼景気の先行きに不安が漂ってきた。円高傾向には一向に歯止めがかからない。ねじれ国会では補正予算の審議も時間がかかりそうだが、追加の景気対策を早急に成立させてもらいたい

▼10月は各同友会で経営研究集会や経営者フォーラムが目白押しである。経営者の学びの場として年間のもっとも重要な催しである。ここに参加して勉強することが経営者の仕事だと自覚しなければならない。これに出席しない経営者は自ら経営者の責務を放棄したといっても過言でない

▼各同友会の研究集会のメインテーマで出てくるキーワードは、(1)経営理念(2)現状打破(3)変化する(4)未来へ(5)地域などが数多くみられる。先行きの不安材料はあるが、経営指針をしっかり確立して未来志向で現状を打破していこうという同友会ならではのテーマが設定されている

▼産業構造の大転換期にある現状を見渡すと、活力ある中小企業が地域の経済活性化をリードしなければならない。6月に閣議決定された中小企業憲章には、中小企業は経済を牽引する力であり、社会の主役であると記されている。いまこそ会員1人1人が社会の主役にふさわしい経営者としての自己研鑚に取り組んでもらいたいものだ。

「中小企業家しんぶん」 10月 15日号より


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