●2010年 10月 25日号 |
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▼今年度のノーベル化学賞が鈴木章・北海道大名誉教授と根岸英一・米パデュー大特別教授に贈られることとなりました ▼両氏は共に1979年にノーベル化学賞を受賞した米パデュー大学のハーバート・ブラウン教授の薫陶を受けているとのこと。根岸さんは「体系的かつ長期的探求をブラウン教授から学んだ。これを継続することで偶然で幸運な発見を呼び込めると確信する」と述べており、優れた指導者との出会いが今回の受賞につながったことは間違いないようです ▼さて、私達経営者もれっきとした指導者です。ノーベル賞とは言わないまでも、社員一人ひとりの能力を最大限引き出し発揮させる環境をつくることが、何よりも求められています。その一人ひとりの功績は、新聞などのメディアに載ることは滅多にありませんが、数多くの「自社におけるノーベル賞」がありますし、何よりも本人の中に「自らの生きた証」として記憶に刻まれているはずです ▼私たち経営者は、社員の皆さんの人生に大きな影響力を持っています。生活の基盤・自らの成長・達成感そして家族の幸せなど人生模様のほとんどの部分に影響を与える立場であることを思う時、あらためて緊張感を覚えます。 「中小企業家しんぶん」 10月 25日号より |
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