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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2010年 11月 5日号

▼6月に閣議決定された中小企業憲章は、黙っていては広がりません。10月15日、都内で開かれた全国信用組合大会の冒頭あいさつで中津川会長は、憲章の前文冒頭の「中小企業は、経済を牽引する力であり、社会の主役である」を紹介し、「政府は中小企業の存在意義をこのように認めている。その中小・零細企業を支援するのが信用組合の使命」と語りました

▼近年、同友会会員が大学の教壇に立つ機会が増えてきました。筆者も最近、愛媛大学法文学部への愛媛同友会提供講座で「中小企業が主役の時代へ」をテーマに憲章制定の意味について述べる場がありました。憲章の基本理念、原則、行動指針について解説を試みました

▼出席カードとして提出するミニレポートがおもしろい。「中小企業憲章の文言の正しさ、明確さに感動すら覚えました。(略)『大企業信仰』、この言葉にはハッとさせられました。また、ニートの増加という社会問題にも対応した健全な勤労観、職業観を形成する教育の充実、との文言には大賛成」(2回生女子)

▼学生の真摯な受け止め方にこちらが感動させられます。若い人たちこそ憲章が提起する明日の日本の担い手。さまざまな機会をとらえて憲章を語りましょう。

「中小企業家しんぶん」 11月 5日号より


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