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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2011年 9月 25日号

▼ところによっては総降雨量が1800ミリを超えたという台風12号が紀伊半島を中心に甚大な被害をもたらしました。「深層崩壊」という、考えられないような現象も発生し、亡くなられた方、未だ行方の分からない方は合わせて約100名。住居被害も2万棟を超える大惨事です。和歌山同友会は、被害の大きかった地域の支部へ緊急にペットボトルの水を輸送。合わせて広く会員の支援を呼びかけました

▼東日本大震災の発生から半年足らず。ここで起きた甚大な台風被害は、私たちに「自然災害は、日本全国いつでもどこでも起こりうる」ことを、あらためて眼前に示しています。つまり各同友会どこにでも起こりうるということ。そうした事態に、果たして対処しうる体制は整っているでしょうか?

▼東日本大震災後の状況においても、地域に同友会が組織されているか否か、その活動が活発かどうかで、復興のスピードが明らかに違うとのこと。今回の台風に際しても、御坊日高支部・新宮支部があればこそ和歌山同友会もペットボトルの水を持ち込むことができました

▼どのような場面でも地域に責任の持てる同友会をめざし、まずは空白地域を無くすことが出発点。喫緊の課題です。

「中小企業家しんぶん」 9月 25日号より


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