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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2012年 4月 25日号

▼「いかに順調に育つ環境をつくるか、そっちの方が大変」と、ある共同求人参加企業の人事担当者は頭を抱えていました。必ずしも人が育つ環境とは言えない社風を懸念してのこと

▼「『人を生かす経営』は経営指針・求人・社員教育の三位一体で取り組むべし」とここのところ各同友会で問題提起されていますが、その必要性を示す典型例です。採用しても、その社員が存分に力を発揮してもらえなかったり、ましてや辞めてしまったりしたら何の意味もない。また、経営指針が無い中で人を採用して、その人の物心両面にわたる生涯設計に、どこまで責任が持てるのでしょうか? やはり企業づくりにおいて、この三位一体は外せないところです

▼ところで、ある程度の規模になっている同友会には、この3つを担当する専門委員会があります。ところが、この専門委員会相互の交流については、ほとんどの同友会において不十分。もったいない話です。同友会はさまざまな運動・活動を展開していますが、その1つひとつがそれだけで完結しているものはありません。さまざまな活動を、意識して有機的につなげていきましょう。11月には第3回人を生かす経営全国交流会も開催されます。

「中小企業家しんぶん」 4月 25日号より


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