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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2012年 8月 5日号

▼中同協顧問(元会長)の田山謙堂氏から久々に長電話をいただいた。3年前から体調を崩し、会議への出席は控えているが、会の発行物はよくみておられる。『愛知同友会50年史』を感慨深く開けたこと、故人となった方々のお名前が続く

▼6月4日国会内で開いた「憲章推進月間キックオフ集会」にふれ「中小企業が具体的な課題を一生懸命やれば道はひらける」と激励。同時に、今後もどう政治を動かすか、運動の中身を明確にしていくことが大切と示唆された

▼今一番気がかりなこととして「原発問題」を上げ、原爆による唯一の被爆国である日本は原発の危険性をもっと真剣に考え、エネルギーのあり方を見直す必要を述べた。「同友会は結論は出さずとも、研究、議論は大いにすべき」と付言

▼加えて「同友会の皆さんの勉強ぶりには感心している」。『中小企業家しんぶん』掲載の企業実践から「真剣に学び企業改革に取り組む姿には感動を覚える」。「労使見解(中小企業における労使関係の見解)」の真摯な実践は、その作成に関わった者として「これこそ同友会の宝」との確信を深めるとのこと。会歴54年、最古参会員でもある田山氏の言葉は耳に残り離れない。

「中小企業家しんぶん」 8月 5日号より


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