<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2012年 10月 5日号

▼日本中小企業学会第32回全国大会が9月22〜23日都内嘉悦大学で開かれ、2日間で延べ250名の研究者が参加しました(次号報道)。中同協は学会設立以来賛助会員として参加してきました。大会では、中同協、各同友会でおなじみの研究者も多く、学びあいながら情報交換する貴重な場となっています

▼今年の統一論題は「日本産業の再構築と中小企業」。7分科会では多様なテーマで21本の報告が行われました。注目の的は2日目統一論題にもとづく3人の研究者の報告と討論。共通していることは、現状への危機意識です。大企業のグローバル化と競争力の低下が及ぼす中小企業の従来の基盤喪失。市場創造に結びつかないIT革新、開業率の低下は止まらない

▼では、中小企業の生きる道はどこにあるのか。中小企業憲章にもある絶えざるイノベーションの努力、地道な技術改良の積み重ねを顧客(市場)が求めている質、価格をもとに再構築をはかる。2次産業以外でも元気な中小企業を増やしていこう

▼結論は出ませんが、ありとあらゆる可能性を産官学を問わずみんなが追求しようということです。現場からの発信がますます必要な時代になってきました。

「中小企業家しんぶん」 10月 5日号より


このページのトップへ