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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 4月 5日号

▼1973年中同協第5回総会で氏が代表して提起した「同友会の生い立ちと展望」には、「同友会3つの目的」が盛り込まれました。初代の中同協共同求人・社員教育委員長就任後、84年に発表した「同友会における社員教育」は「中小企業における労使関係の見解=中同協」の理念を人材育成に生かす実践論として現在も学習が奨励されています

▼バブルが崩壊し、中小企業の経営危機が迫る93年、北海道で開かれた全国総会で採択された「21世紀型中小企業」は同友会運動の到達点に立ちあるべき企業の方向を明確に指し示したもの。ここでも氏は大きな役割を果たされた

▼同友会運動は道なき道を歩まれた多くの先人の労苦を教訓化し築かれてきたもの。1人の命に限りはあっても、誇りと使命感を堅持し、受け継ぐ人の増えることが運動を不滅にします。泉下の氏の期待に応えること、容易ならざる使命の重圧を感じます。

「中小企業家しんぶん」 4月 5日号より


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