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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 5月 15日号

▼今年の春は気温の変化が激しく、自然は宇宙の原理で変化して止まないものと思わざるを得ない

▼黒田日銀総裁による異次元金融緩和が行われている。景気にどのように反映されるかは興味のあるところだ。市場の反応は円安株高。一部で土地の値上がりも起きて、インフレ期待の表れであろう。一部の輸出企業は収益が改善されたが、海外に生産をシフトしている企業にとっては効果が表れていない

▼一方で輸入に頼る原油、LNG、穀物などの原材料価格が上昇し、売価への転嫁は難しく苦境に陥った中小企業も多くある。デフレからの脱却がいかに難しい問題であるかが浮き彫りになっている。経済の実態をよくみて経営戦略に誤りなきよう経営に取り組まなければならない

▼新入社員も会社に慣れて緊張感から解放される時期になった。この時期に理念や方針をしっかり身に付けてもらうことが重要である。会社は何のためにあるのか、働くことは何のためかを繰り返し学んでもらう必要がある。同友会では労使見解から社員を経営の良きパートナーと位置付けている。縁あって入社した社員の人生にとって良い経営者に巡りあって幸せであったと思える機会にしたいものだ。

「中小企業家しんぶん」 5月 15日号より


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