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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 8月 5日号

▼参院選は予想通り与党の圧勝で終了。昨年末の衆院選同様投票率の低下が気になるところ。学校教育で「棄権」は「危険」と教わった世代にとって、国民主権意識の希薄化は国家の将来を危うくするものではないでしょうか

▼他方で、地域づくりの主体的活動は、各地で活発に展開されています。先日徳島県鳴門市を訪問する機会がありました。同市商工政策課は米国で先進事例のある「エコノミックガーデニング」に注目、同手法で中小企業の新しい取り組みを支える産学公民金によるネットワークに着手しようとしています。(本紙7面掲載拓殖大学山本尚史教授連載参照)

▼昨年度は市内事業所70社を訪問、経営上の問題点を探っています。人材確保・育成・高齢化、商品開発・取引先の拡大、商品の販路開拓・PR支援などがあげられており、市は企業間相互の自主交流推進HPの開設、「鳴門経営者会議」の発足も予定しています

▼人口6万の鳴門市。鳴門の渦潮はじめ観光資源は豊富ですが、人口流失への危機感は行政を積極行動に駆り立てています。懇談の最後に泉市長は「ぜひ鳴門支部を立ち上げてほしい」(現在は徳島北支部)。同友会への期待の大きさを実感しました。

「中小企業家しんぶん」 8月 5日号より


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