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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 10月 15日号

▼実りの秋になった。見渡す限り黄金色に染まった田んぼで収穫作業が行われている。日本の秋の風景は今年も変ることがない

▼しかし稲作の世界でも構造変化が進んでいる。農業法人をつくり農作業の集約化が進んできた。農業に経営感覚が必要不可欠になってきた。同友会では早くから農業部会を立ち上げて時代の先駆的な活動をやってきた実績がある。従来の農業のやり方では限界が来た。農業法人が企業経営的な手法をもって雇用の受け皿になり農産物の加工や販売までやることだ。農業が地域づくりの新しい主役として期待される時代がもう来ている

▼各同友会では秋の経営研究集会やフォーラムが活発に行われている。中同協の専門委員会による交流会も参加者が毎回増加して活況を呈している。経営者が専門領域をとことん掘り下げて学ぶ良い機会である。経営に必要な総合的能力を身に付けることはもとより他にもう1つ専門分野を持つ努力をしてはどうだろうか

▼人間尊重の経営と社員がイキイキとして働く社風をつくるには、まずは経営トップが謙虚に学ぶ姿勢を身に付けること。そこでこの秋は経営課題をもって研修会や交流会に積極的に参加することを優先してみよう。

「中小企業家しんぶん」 10月 15日号より


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