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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2013年 11月 5日号

▼愛媛同友会が愛媛大学法文学部との間で行っている「提供講座・現代中小企業論」は7年目を迎えました。15回に及ぶ講座の目的は、経済や経営を実践的に学ぶことで中小企業が経済の主役であることを認識し、中小企業の未来を担う人材を育てること

▼講義後提出されるミニレポートが実に興味深い。大震災以降は冒頭に復興に立ち上がる会員企業の事例を紹介しているが今回は福島同友会相双地区の2社を取り上げました。雇用を守り、顧客の期待に応えるため直ちに事業再開。「同友会理念にあるように、国民や地域と共に歩む中小企業は親身に迅速に応じてくれる」「企業の大半をしめる中小企業がいかに日本の経済を背負っているか実感した」

▼非常時に適切な行動がとれる企業は、経営理念を労使が共有していること。同友会の『労使見解』も砂に水がしみ込むように理解してもらえます。「就職先の労使関係に関心を持ちたい」の声も

▼中小企業憲章は「全く知らなかったが納得できる内容」。振興条例も昨年度愛媛県と東温市が制定。「もっと勉強してみたい」との感想もあります。若い世代に中小企業の役割、使命をリアルに伝えていく必要性を痛感させられます。

「中小企業家しんぶん」 11月 5日号より


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