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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2014年 10月 15日号

▼本格的な秋が訪れ美しい紅葉の季節になってきた矢先の御嶽山の噴火である。戦後最悪の火山災害となった。科学が進歩した現在も地震や噴火の予知は容易にはできないようだ。自然の猛威の前には人智では避けることのできない限界があるかと改めて感じ入った

▼4月の消費増税の影響が想定以上に企業の業績にダメージを与えている。円安の進行は輸入原材料やエネルギーコストの値上がりを招き中小企業の経営を圧迫。今年の夏は天候不順が続き、消費活動は盛り上がらなかった。季節も変わり秋物商品や秋の観光シーズンに入り活発な消費行動を期待する企業も多いことであろう

▼安倍政権も地方創生を柱とする景気浮揚策を掲げている。地方経済の主役は中小企業。私達も地域で存在感のある企業づくりをやり、中小企業振興基本条例も制定してきた。今こそこの理念を生かし地方創生の一翼を担う気概を持ちたい

▼秋は各同友会の経営研究集会が開かれる。自社の課題解決はもとより地域の課題も持ち寄り知恵を絞りたい。1人では解決策が見出せないことが同友会の研究集会でヒントをもらって道が開けたという話はいくらでもある。経営能力を磨く絶好の機会である。

「中小企業家しんぶん」 10月 15日号より


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