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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2016年 2月 15日号

▼今年の年明けは株価の暴落と原油価格の低下、中国経済の減速や新興国の金融不安など、海外要因の変化から何とも不気味な情勢が続いている。同友会景況調査でも2016年1〜3月期は警戒感が強く出ていた。日銀のマイナス金利政策の影響も注意深く見守っていく必要がある。今年は波乱含みの年になりそうだ

▼人材不足は中小企業のあらゆる業種で広がっている。労働力人口は減少して年金受給者の人口が社会保険料を支払う人を上回ったというデータも出ている。企業の発展に欠かせない人材確保に積極的に取り組む時期である

▼同友会の原点である「労使見解」では「社員は経営の良きパートナー」としている。そして共通の経営目標達成のための対等な協力者として全社一丸体制をつくる。社員の自主性を重んじ共に育つ「共育」を通じて経営者も社員も人間的に成長して企業も発展するという黄金律ができている。真の人間尊重経営を実践している会員が全国にたくさんいる。この人たちの報告を聞く機会が全国研究集会などの全国行事である。今年の全研は香川同友会の設営で1300名余の参加者で行われる。よい経営になるためには歩かなくてはならない道である。

「中小企業家しんぶん」 2月 15日号より


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