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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2016年 3月 5日号

▼「(1)組織は上から作るものではなく、必要があれば必然的にできる(2)同友会役員の協力(3)先輩同友会の意見を聞く…」(「婦人部発足と運営について」1988年)。これは中同協婦人部連絡会(90年発足。現「女性部連絡会」)を発足させることに尽力し、初代代表になった丹羽スミ子さん(故人)の覚書で、「丹羽さんを偲ぶ会」で配布された資料の1つでした。この内容は他の組織づくりにも生かせます

▼主だった内容に、「同友会の3つの目的をよく理解したリーダーが核になる」「会員が報告者になる。報告者が本音で語れるように、初めにリーダーが裸になること」「全国的な大会になるべく新しい人を参加させる」などがあります。女性経営者は、経営者、嫁、妻、母親の4役をこなす力が必要と言われ、参加しやすい同友会の学びの場として「女性部」が設立されています

▼90年当時、15同友会にしかなかった女性部が、今では34同友会、2622名に。全国の会員数に占める女性の割合は11%、5000名を超えています。

▼さらに覚書の最後には「恥ずかしいことを恥ずかしいと気づかないことがいかに恥ずかしいかを教えてくれるのが同友会」とありました。

「中小企業家しんぶん」 3月 5日号より


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