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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2016年 3月 15日号

▼あの歴史に残る東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の大事故から5年が経過した。復興も徐々に進んでいるようだがいまだに18万人以上の人たちが避難生活を余儀なくされている。中同協ではこの大災害を風化させないよう毎年3月に東日本大震災復興シンポジウムを行ってきた

▼第4回の今年は全国から160名が参加、福島県いわき市からバスで6号線を北上して福島第一原子力発電所付近や浪江町、南相馬市などを視察、夜は仙台に入った。翌日はシンポジウムを行い、あの歴史的な時間、14時46分に黙祷をささげ復興慰霊式を行った

▼この2日間のシンポジウムを通じて私たちはあらためて「強い絆のもと、われら断じて滅びず」という中小企業家の魂、「1社もつぶさない、つぶさせない」という中小企業家の絆、「地域に人を育て、地域に人を残す」という中小企業家の使命を再確認した

▼震災後、中同協に設けられたREES(東日本大震災復興推進本部研究グループ)の議論から復興推進や原子力発電に頼らないエネルギーシフトの考え方が提起された。この大事故から得た多くの教訓を、今後の地域の再生・復興に生かしていくことを忘れてはならない。

「中小企業家しんぶん」 3月 15日号より


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