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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2017年 4月 25日号

▼「働き方改革は、1億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジ」とは、首相官邸のHP「働き方改革の実現」での書き出し。「働く人の立場・視点で取り組んでいます」と結ばれており、既に「働き方改革実行計画」も決定されました

▼私たちは「人を生かす経営」を学び実践していますので、本来は政府に主導されるまでもなく、この前を進んでいなければならないはず。しかしながら、企業によっては「残業代さえまともに払えない」とか「親会社の要望に応えるためには長時間労働は避けられない」ということも珍しくありません。非正規雇用労働者の正社員化についても、企業側と働く側双方のもっともっと高い意識が必要かもしれません

▼この状況を打開するには何が必要なのか、最近考えました。1つは「事業の独立性」、特に価格決定権のある企業をめざすこと。もう1つは「1人1人の素晴らしさの発揮」と「労働環境改善」の同時進行。どちらが欠けても「働き方改革」にはつながりません。この2つの命題、実は「自主・民主・連帯の精神」を企業と社員それぞれのあり方として追求したときに外せない課題でもあります。学んでいる私たちこそ、改革の先頭に立ちましょう。

「中小企業家しんぶん」 4月 25日号より


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