<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2017年 10月 15日号

▼今の子どもたちは、働くということをどのように考えているのでしょうか。わが社では、社員教育の一環として若い社員たちが4人1組となり、市内の中学校に出向いて、「私たちの仕事」と題して講義を行っています。「私たちの仕事」を中学生にもわかるように伝えているのです。伝えることは、とても難しいことです。事前に一人ひとりが考え、工夫して、実演なども含め時間をかけて練習して臨んでいます。だから伝わった時の喜びもひとしおです

▼講義終了後、子どもたち全員が感想文を書いてくれます。ほとんどの子どもたちが感想に、「世の中にこんなに楽しい仕事があることが分かった」と書いています。「仕事は辛くきついものだ」と思っていたのでしょうか。何か、とても大切なことを伝えることができていると感じます。また、「大人になったらこの会社で働きたい」とか「大人になってちゃんと働くために今から勉強もがんばります」など、読んでいて胸がいっぱいになります。何よりも社員たちが一番感動し、喜んでいます

▼今の世の中、子どもたちが「何のために働くのか」「生きるとはどういうことなのか」など、人として一番大切なことを学ぶ機会はあるのでしょうか。

「中小企業家しんぶん」 10月 15日号より


このページのトップへ