<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2017年 11月 15日号

▼新しい金融行政方針が示されて1年が過ぎました。健全性評価から事業性評価への大転換です。「顧客本位」の担保に依存しない融資の拡大が求められる時代になりました。これは、地域の元気につながる中小企業を応援しようとするものです。金融機関には目利き力と金融仲介機能の充実が求められています。私たち中小企業には事業性を明確にし努力することが求められています。事業性を明確に示すものといえば経営指針です

▼また、中小企業庁をはじめ地域行政も、中小企業への期待も高まり支援施策も充実しています。「がんばる中小企業を応援する」とか、「事業計画を立てることから始めよう」など、自助努力や事業計画の重要性がうたわれています。まさに経営指針に基づく経営実践が重要だということです

▼先が見えない不安定な時代だからこそ、10年ビジョンを盛り込んだ経営指針の評価が高まっています。もはや経営者として経営指針は必須のものです。経営指針が「有るか無いか」ではなく、経営指針を実践し企業を変革すること。今問われているのは、経営指針の中身とその成果です。今年を振り返り、成果と課題を整理し、次年度の方針につなげていきましょう。

「中小企業家しんぶん」 11月 15日号より


このページのトップへ