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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2018年 3月 25日号

▼「教育というのは、一人ひとりの目線の高さをちょっとずつ上げていくこと」とは、亡き赤石元中同協会長のお言葉。一人ひとり成長段階が違い、目線の高さも違うのだから、それざれに合った働きかけが必要です。自社では全社員とのトップ面接を毎年行っていますが、今年一番多く使ったキーワードが「目線の高さを上げよう」でした

▼多くの社員が何らかの志や目標を持って自己育成してきていますが、結構意識されていないのが、この「目線の高さ」。自分の影響力が大きくなっていることへの自覚が乏しく、上長の目線で仕事をしている人は皆無に近い。ということで前述のキーワードが多く使われたわけです

▼しかし「目線を上げよう」と言っても、具体的にはどうしたら良いのか、これもまた難問ですよね。さまざまな切り口で考えられますが、その1つとして「(1)自分だけで完結する仕事はないと理解すること」「(2)あくまでも組織としての『成果』をゴールと考えること」「(3)そのために必要な働きかけを周囲に対して主体的に行うこと」が最近の気づきとしてありました。こうした目線の高さでみんなが仕事してくれたら、どれほどの成果が生まれることでしょうか。

「中小企業家しんぶん」 3月 25日号より


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