<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2018年 4月 15日号

▼学校法人「森友学園」への国有地売却問題での決済文書改ざん疑惑は、証人喚問まで行われましたが核心に触れるところは証言拒否、「刑事訴追の恐れがある」で終始しました。問題の焦点は、「なぜ改ざんに及んだのか」「そこに政治家からの圧力が働いていたのか」だったのですが…

▼財務省の森友問題をはじめ、文科省の加計問題、厚労省のデータ問題、防衛省の日報問題等々、われわれからすると信じられないことが起こっているようです。どこを向いて仕事をしているのでしょうか、何のために仕事をしているのでしょうか。理念も正義も感じません。感じるのは利害関係と権力の奪い合いです。国を動かし国の将来を決める政治と行政にこそ、崇高な理念が重要ではないでしょうか。また、不透明な時代だからこそ将来像(ビジョン)を鮮明に示すことも重要です

▼大企業の不祥事も目立ちます。理念が社内に根づいていれば起こるはずがないことばかりです。正義はどこに行ったのでしょうか。すべての組織や活動に理念が一番重要です。 理念の重要性が薄れているのです。今こそ同友会運動が求められています。地域の隅々に同友会型企業を増やす意義はとても大きいですね。

「中小企業家しんぶん」 4月 15日号より


このページのトップへ