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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2018年 8月 25日号

▼このところスポーツ界とか大学関係でさまざまな不祥事や問題が明らかになってきています。某大学某運動部・某競技団体・某医科大学等々と続けざまです。共通しているのは「閉ざされた社会の中での絶対君主の存在と、不健全な組織運営」であり「他を貶めることを厭わず、結果として自らを貶めている」状態。非難を受けている方々は、それぞれに功績のある立派な皆さんなのでしょうが、どうしてこんなことになってしまったのか。私たちが組織運営をしていく上での反面教師としたいところです

▼同友会では「自主・民主・連帯の精神」を理念のひとつに掲げています。自助努力をベースとして、相互に尊重し合い、それぞれの素晴らしさを最大限に発揮できるようにしていこうとするもの。前述の「絶対君主の存在」「不健全な組織運営」とは真逆の方向です

▼皆さんいかがでしょうか? 自社やそれぞれの同友会で「誰も何も言えない」状態はありませんか? 社員の皆さんは十二分にその力を発揮していますか? 私たち自身も、自分の関わる組織が何かうまくいっていないときは、この「自主・民主・連帯の精神」に則って振り返ってみる必要があるのではないでしょうか。

「中小企業家しんぶん」 8月 25日号より


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