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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2019年 4月 5日号

▼各地から合同入社式の記事が届く季節です。2月1日時点で、今春大学卒業予定者の就職内定率は91・9%で8年連続の上昇でしたが、これは採用難度の高まりを示す数値でもあります。その中で迎えた新入社員に向け、多くの経営者は「能力を十分に発揮し仕事を通じて社会に役立つ人材になってほしい」とメッセージを贈ることでしょう

▼その新入社員を迎えた4月1日、残業時間の規制などを定めた働き方改革関連法が施行されました。同友会は、働き方改革が謳(うた)われる以前から労働環境の改善に取り組み、魅力ある企業づくりをすすめています。その一助として、この3月に『働く環境づくりの手引き』を刊行し、また就業規則の届出義務のない10人未満の企業での就業規則づくりを促す『求人票や雇用契約書に書くことをまとめ直すだけで手間なく簡単にできる就業規則のつくり方』(日本法令)を発行しました

▼自社の働く環境が、社員の意欲と能力を発揮できるものになっているか。新入社員を迎える時期は、あらためて見直す時でもあります。夢や希望を抱いて社会人として一歩を踏み出した若者にその実現の後押しができる環境を用意することも私たちの役割です。

「中小企業家しんぶん」 4月 5日号より


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