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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2019年 4月 15日号

▼4月1日、新元号の発表に日本中が注目しました。新元号は「令和」、見た瞬間に少し違和感を覚えました。命令や号令などよく使われる熟語が頭に浮かんだからです。令息や令嬢など尊敬を表す場合に用いられることはわかっていましたが、「万事によい」「めでたい」といった意味もあるようです。「令」がもつ深い意味を今回初めて知りました。「令」は元号として初めて使用されました。出典は現存する日本最古の歌集「万葉集」で、中国の古典ではなく国書から採用されました。天皇から庶民までさまざまな人が詠んだ和歌が収められた万葉集からというところもうれしくなります

▼「令和」の典拠となる引用文は、「梅花の宴」で詠まれた32首の序文。その引用文にある梅の花のように「一人ひとりの日本人がそれぞれの花を大きく咲かせることができる国でありたい」という願いを込めているそうです

▼一方、経済面に目をやると3月の日銀短観が発表され「景況感6年ぶり大幅悪化 米中摩擦懸念深まる」と警鐘をならしています。中国経済の減速など影響は大きいです。足踏み状態から悪化へと潮目が変わるのか、7月参院選を控え消費税増税の凍結はとても重要です。

「中小企業家しんぶん」 4月 15日号より


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