コラム「円卓」のバックナンバー

▼7月4日〜5日に中同協の定時総会が開催され、記念企画では会長より「同友会運動の将来展望」が発表されました。同友会の歴史に残る感動いっぱいの素晴らしい総会でした。先人の努力によって確立された同友会理念を改めて学び深めること、また私たち一人ひとりが同友会理念の体現者となること、そして誇りと確信をもって同友会理念を広めること

▼同友会運動の根底には経営者の自助努力があります。自分自身を磨き相互に学びあい、経営に必要な能力を身につける努力を惜しまずに積み重ねてきたのです

▼人を生かす経営の原点は労使見解です。社員の生活を保障するとともに、高い志気のもとに社員の自主性が発揮される状態をつくることです。社員が生きがいと働きがいを感じ、能力が発揮できる企業づくりをめざします。将来展望では、すべての人々がその持てる能力を発揮できる社会環境をつくるための企業づくりとしています

▼同友会理念の先進性と普遍性は、国や地域・時代を越えて共有できます。内戦や紛争、貧困や経済的不平等、気候変動など世界的に大きな問題を抱えている中、世界に向けて同友会理念を発信しようとしています。体が熱くなりました。

「中小企業家しんぶん」 7月 15日号より