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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2019年 9月 25日号

▼8月29日から30日、「経営労働問題全国交流会」が岩手同友会の設営で開催されました。いつものように学びと気づきの多い交流会でしたが、今回特に「実践に結びつけたい」と思ったことがありました。それは『働く環境づくりの手引き』のフル活用です

▼私たちにとって「労使見解」はバイブル的存在。その中に記されている経営指針づくりも各地で運動として展開されていますが、この「労使見解」と「経営指針」が必ずしも結びついていないケースも散見されるようです。そこで、この『働く環境づくりの手引き』の出番。私たちは「社会性」「人間性」「科学性」という切り口でさまざまな課題を抽出し、それに取り組んでいく必要があります。この手引きでは、「人間性」つまり人間尊重を追求するに伴う課題はもちろん、それに必要な「社会性」「科学性」も含めた課題の抽出までできるようになっています

▼経営指針を作成する前段階で、この『働く環境づくりの手引き』を活用して「課題の抽出」をしておく。そしてそれをベースとして経営指針を練り込んでいく。私も、来期分の経営指針からは、こうした流れで毎年の作成作業を進めていくと決めました。

「中小企業家しんぶん」 9月 25日号より


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