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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2019年 11月 5日号

▼第20回障害者問題全国交流会が約500名の参加により滋賀県で開催されました。筆者が参加した分科会では、「生産性には、見えるものとと見えないものがある。障害のある人が安心して働ける会社は、ほかの社員も安心して働ける。ここに見えない生産性があると思う。障害者雇用を通じての実感です」との報告がありました。社員一人ひとりと向きあってきたからこその言葉です

▼本紙連載中の「SDGsをどう生かすか」は本号で最終回。SDGsの取り組みでは「誰1人取り残さない」と掲げていますが、関東経済産業局の調査では、中小企業経営者の84・2%が「SDGsについてまったく知らない」との回答。誰1人取り残さないどころではありません

▼ある大学の公開セミナーで、同友会とSDGsについて報告の機会を得ました。参加者からの質問が、中小企業と社会課題に取り組む市民活動に集中したことは、関心事はそこだということです。さてそこで、誰が中小企業の経営者を取り残さないよう役割を受け持っていくのでしょうか。同友会運動の理念を経営で実践していけば、自ずとその解決の途に至るはずです。私たちの姿勢が問われています。

「中小企業家しんぶん」 11月 5日号より


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