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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2021年 9月 15日号

▼新型コロナ感染拡大によって日本で初めての緊急事態宣言が発出されてから、1年半になろうとしています。第5波の感染爆発は、一部に医療崩壊を招くなど大変な不安と恐怖を与えています。この1年半のコロナ禍を大きな災害として捉えることが重要です。グローバル化と環境破壊の中で、感染症による災害は今後もたびたび起こると言われています。災害多発時代の認識がさらに広がりました

▼コロナ禍での被害は、経済面や健康面はもちろん、雇用面や教育面、また人権面など幅広く、弱者ほどその影響は深刻です。そこで、復興とは何かについて考えてみました。人間の復興がとても大事です。復興とは、これからの時代を人間らしく生きていくための新しい社会的基盤をつくることです

▼このコロナ禍は、中小企業や地域社会に大きな影響を与え、その影響は長期化しています。その中で地域の課題も浮き彫りになりました。今私たちがやるべきことは、地域の主体者として地域の課題を整理し、その解決の方策を考えることです。地域の人々が人間らしく生きていくために、どのような仕事や活動が必要なのか、考えると見えてきます。未来への新たな挑戦の始まりです。

「中小企業家しんぶん」 9月 15日号より


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