コラム「円卓」のバックナンバー

▼今年もコロナ禍の影響を受けた1年でした。1月に第3波、5月に第4波、8月に第5波と続き、感染爆発は一部に医療崩壊を招くなど、大変な不安と恐怖を与えました。9月以降は感染者数は急速に減少し、人の動きも戻りつつありますが、海外では警戒レベルの高いオミクロン株の感染が急拡大し、危機の再来が懸念されています。日本でも第6波が現実味を帯びてきました

▼そんな中で1年間の振り返りをしています。今年は特に社員教育に力を入れ、理念やSDGsの社内勉強会を実施しました。そして、貧困・働きがい・環境などの大きな社会課題を提起し、みんなで考えました。雇用を守ることの大切さや自社の存在意義などを改めて確認しました。自社の理念や方針は、SDGsに共通するところも多く、社会課題の解決につながっていることが共有できました。社員たちも誇りを持てたことと思います

▼今回の振り返りで見えてきたことは、社会課題の解決に向けて、中小企業として取り組めることは、まだまだたくさんあるということです。企業の社会的責任として、特に環境経営の視点で経営を見直すことで、足元にあるチャンスがたくさん見えてきます。

「中小企業家しんぶん」 12月 15日号より