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中小企業家しんぶん

私のしんぶん活用法

経営と運動の方向付けに

大阪同友会広報部長
三恵メリヤス(株)社長
三木 得生氏

 (2003.03.05号掲載)

 正直に言って、私はこの新聞を隅から隅までは読んでおりません。

 届いたその日に最初に見る(読むのではない!)のは、第1面の見出しです。

 これは同友会運動を進めるにあたり、全国で何が焦点になっているのかをつかみ、大阪でどうするのかを考えるうえでは欠かすことはできません。

 それからすぐに各ページの広告を見ます。

 「またこの広告がでているな」とか、「この広告ちょっとやばいよな」とか、「うーん、これはウチの商売とつながるな」など、ぶつぶつ言いながらながめます。

 そしておもむろに、各ページの見出しに目を落とし、引きつけられるモノがあればその記事をじっくり読みます。とりわけ他府県の運動が報道されていると「みんながんばっているな、ウチもがんばろう」と思ってしまいます。

 もちろん大阪の会員さんが紹介されていたり、大阪の運動が取り上げられたりしていれば絶対見逃しません。新年号と総会議案特集号(6月5日付)は、必ずその1年間は保存し、手元に置いておきます。

 新春の対談や赤石さんの年頭所感をじっくり味わって読むと、経営と運動の1年の方向付けが学べ、見通しを持って取り組めるようになるからです。

 悩んだり迷ったりするとき新年号と議案書を読み返します。

 本年1月5日号の「新春対談」で、「2003年を攻勢的に迎え撃つために」(1)自社の商品サービスが時代のニーズに合っているかを見直す(2)合理的な資金繰り、財務体質の強化(3)経営指針の確立見直しが必要になっているとの話がありました。

 わが社ではさっそくこの課題を検討して、収益と財務構造の改善のスピードをいっそう速めるため戦略を練り直し、新営業年度より「売上25%ダウン作戦」を開始します。


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