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中小企業家しんぶん

私のしんぶん活用法

軽く読んでも重く読んでもおもしろい

愛知同友会広報部長 
(株)加藤設計社長
加藤 昌之

 (2003.05.05号掲載)

 同友会歴18年、当初は同友会から送られてくる新聞をはじめいろいろな印刷物を整理するだけでもストレスとなっていた。今では、瞬時に見分けて整理できるまでになった。

 とりわけ「中小企業家しんぶん」「同友あいち」(愛知同友会機関紙)と建築士関連の機関誌は常に机の片隅に整理されている。時間が空いた時、手にとってパラパラとめくり読みをする。

 会歴10年目の時、地区会長を突然命ぜられて地区方針を出そうとしたが、同友会活動があまり理解できていないことに気がつき、過去の同友会機関紙2紙を読んで全体の流れと「同友会理念」を理解しようとした。このとき「同友会がわかるシリーズ」(2002年4月から1年間)があればと思った。

 現在は、新聞が届くとまず、「円卓」から読むことが多い。書き手の同友会への思いがいろいろな角度から、短い文章で表現されている。私はどうもここがおもしろいと、どんどん中まで読みふけっているような気がしている。

 また、講演会の報告文は1ページにわたっている。これは読みごたえがあるから大変。

 しかし、本1冊分の情報をこの1ページで上手にまとめられている。これを読むと今までの現状とこれからの展望が理解できる。いそがしい経営者にとって本を1冊読むのは大変だが、これはすごく助けとなる。最近は、この1ページ物が好きだ。

 会の運動についても、愛知同友会が取り組んできた「金融アセスメント」に関することが全国にどのような波紋が広がっているか、理事会報告を聞くまでもなく新聞を読んで理解できる。

 このように会活動の動きが、紙面を通じて視覚的に波の広がりを感ずることができるので、私は常に机の横に機関紙をおいてはながめている。その日の気分で読む趣向が変わる。気楽に読んでも、重く読んでも同友会活動の流れを知り、同友会理念を学び、経営の一助となっている。


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