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教科書検定意見撤回を求める県民大会【沖縄】

教科書検定意見撤回を求める県民大会

のぼり旗掲げ沖縄同友会も参加

 文部科学省は、来年使用される高校の歴史教科書の検定で、沖縄戦の「集団自決」から日本軍の強制・関与の記述を削除。これに対して、「教科書検定意見撤回を求める県民大会」が9月29日、宜野湾市の海浜公園で開かれました。沖縄同友会では、全会員に参加を呼びかけ、当日はのぼり旗を掲げて参加しました。

 大会参加者は、目標5万人の2倍を超す11万人。宮古と八重山の参加者を含めると11万6000人に達し、12年前の米兵の少女暴行に抗議する県民大会の8万5000人をも大幅に超え、復帰後最大規模の“島ぐるみ”大会となりました。その数は、およそ県民の10人に1人が参加したことに。大会には仲井真県知事も参加し、検定意見撤回と記述の回復を求める決議が満場の拍手で採択されました。

 沖縄同友会では、理事会において、県議会での2回にわたる決議、超党派の大会ということをふまえ、全会員へ参加を呼びかけることを決めました。当日は、同友会ののぼり旗を立て集合。また、地域の実行委員会や会社・職場ぐるみで参加した会員も多数いました。

 地域の実行委員会と一緒に参加した南部支部の國吉支部長(くに旅行サービス・社長)の手記を紹介します。

 「私たち与那原町実行委員会はバス8台、総勢400名を超す町民と共に参加した。午後1時半に出発したものの、途中渋滞に巻き込まれた。(中略)2時間近くかかって大会場へ着いた。もうすでに大会は始まっていた。会場内に座する空間はない。にもかかわらず、後続はたえまなく続く。沖縄の心だ! 真実を探求する心だ! 歴史を共有する心だ! 高校生の代表が言った。『私たちに本当のことを教えてほしい、真実が知りたい』。押し黙った参加者から万雷の拍手が起こった。参加者の周辺を数匹の赤とんぼが飛んでいた。60数年前の空にも彼らは飛んでいたのか。座間味島や渡嘉敷島の空にも飛んでいたのか。まちがいなく、彼らは歴史の証人であろう。大会上に風がそよいだ。秋の風だ。灼熱の太陽から参加者をつつみこんだ。私の心の中にささやく言葉があった。『秋の風になって、この真実を、この歴史を語り継ごう』と」。

「中小企業家しんぶん」 2007年 10月 25日号から

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