風評被害を吹き飛ばそう―がんばろう!栗原復興市【宮城】

 6月14日に発生した「岩手・宮城内陸地震」で被害の大きかった栗原地区を応援しようと、「がんばろう!栗原 復興市」が8月3~8日の6日間、仙台市役所前の市民広場で行われました。

仙台七夕まつりで元気をアピール

 「がんばろう!栗原 復興市」は、県内外に及んでいる地震による風評被害をぬぐい去り、一日も早い復興を支援することを目的に開かれたもので、全国から観光客が訪れる「仙台七夕まつり」にあわせて実施されました。
 この復興市は、「仙北信用組合」の若手経営者の会が主幹となって取り組まれたもので、復興市に参加した16社中14社が宮城同友会栗原登米支部の会員で、このメンバーが中心となって運営されました。
 期間中は、被災の中心となった栗原市や隣接する一迫地区の地場の名産品や、朝取りの新鮮な野菜が手ごろな価格で並べられ、元気にがんばっている姿を県内外から訪れた観光客や市民にアピール。また、初日には、被害の大きかった栗原市栗駒の文字地区で育ったカブトムシ300匹が無料でプレゼントされました。
 会場を訪れた多くの市民や観光客は、被災地から届けられたさまざまな産品を手にしながら、被災地区の一日も早い復興を願っていました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 8月 25日号より