自社も同友会もどれだけ変えられるか【中同協・新代表理事研修交流会】

 中同協総会終了後の7月10日、新代表理事研修交流会が開かれ、16同友会から26名の新代表理事が参加しました。この交流会は、3年前から中同協の定時総会終了後に開かれ、今年で3回目。

 まず、問題提起を鋤柄修中同協会長と広浜泰久幹事長が務めました。

 鋤柄氏は、「同友会運動の推進者としての自覚と責任~地域に立脚し全国との連帯を深める」と題して問題提起。同氏は、「代表理事には、自社も同友会もどれだけ変えられるか、変革の気概と実行力が求められている」として、トップリーダーの強い意思を強調。また、優れた参謀役を育てることや会社の中間管理層に当たる同友会の支部長の役割が重要であることなどを自らの経験を交えて提起しました。

 広浜氏は、「私が代表理事になって自覚したこと、目指したこと」と題して問題提起。同氏は、「自社の企業づくり」や「同友会のビジョン、目標の明確化」など5項目の代表理事としてのチェック項目を提起しました。また、代表理事になって、企業づくりでは同友会で学んだことを体系的に実践するなどワンセットでできるようになったことなど、自らの経験を語り、チェック項目の実践的な意義を説明しました。

 討論では、「同友会の代表理事は大変な立場にあることを自覚した」「代表理事もいろいろ悩みがあるが、討論で共通していることがわかり、学ぶことが多かった」など活発な議論になり、お互いの健闘を誓い合う場となりました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 7月 25日号より