働く生活」を支援する【中同協障害者問題委員会】

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 中同協障害者問題委員会が11月19日、「第2回人を生かす経営全国交流会」終了後、交流会開催地である愛媛県松山市で開かれ、12同友会と中同協から30名が参加しました。

 障害者問題委員会では、「労使見解」の精神の実践である「人を生かす経営」、人間尊重の経営を障害者雇用などを通して深めてきていることから、この成果をさらに同友会のめざす企業づくりの中で豊かなものにしていこうと、今回の交流会では分科会の設営も担当しました。

 委員会に先だって、まず愛媛同友会の会員で障害者の「働く生活」を支援する「まるく(株)」を訪問。北野賢三社長は、「仕事に人をあわせるのではなく、人に仕事をあわせる。まずハンディのあることを認めた上で、一人ひとりの今できること、これからできるかもしれないことにチャレンジしてもらえるよう、いろんな雇用のノウハウをつくっていきたい」と話しました。

 委員会では、6月に沖縄で開かれた「第15回障害者問題全国交流会」のまとめと完成したばかりの報告集が沖縄から届き、参加者に配布されました。2年後に開かれる次の交流会の開催地として大阪同友会から立候補があり、承認されました。

 また、中同協の経営労働委員会、共同求人委員会、社員教育委員会による「人を生かす経営推進協議会」に、来年度から障害者問題委員会も参加することを確認しました。

 各地の活動交流では、長崎同友会佐世保支部で障害者問題委員会が誕生したことが報告され、温かい拍手がおくられました。また、委員会の活動をさらに広げていくために、来年度から副委員長を2人おくことも了承されました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 12月 5日号より