カテゴリーに沿ったセミナー・例会 同友会としてプログラムの総合実践へ【愛媛】

【変革への第1歩~活用しよう企業変革支援プログラム】40

 愛媛同友会では、「企業変革支援プログラム」を同友会大学や経営指針セミナー、例会に取り入れ、総合的実践に取り組んでいます。

 2008年度の県総会において、「企業変革支援プログラムSTEP2」の視点でもある「全体像を把握し、自分の立ち位置を踏まえた上で打つべき手を考えよう」と原点に立ち返り、「企業変革支援プログラム」を活用した事例報告とグループ討論を行い、その意味と価値について掘り下げ、現在の活動へとつながる総会となりました。

 同友会大学においては、2008年度から、「企業変革支援プログラム」に基づきカリキュラムを全面改定し、現在も継続しています。学ぶ目的がはっきりしたことで、会員からの受講申し込みも増加しました。経営指針成文化セミナーにおいては2012年度から、「企業変革支援プログラムSTEP2」の「企業プロフィールシート」を活用することで、受講生が自社を知り分析することを促しています。

 また、例会については各支部で企画を考えるにあたって、自社の課題を追求していく例会づくりに重点を置き、課題を学ぶためにどんな支部活動にしていくか、といったテーマも取り上げています。ある支部では年間例会内容を「企業変革支援プログラム」のカテゴリーに沿って構成し、経営の全体像を把握して自社の立ち位置をつかみ、課題を追求するように意識して取り組むことで、議論が深まり、参加する顔ぶれにも変化がみられています。報告者の報告レジュメを「企業変革支援プログラム」に沿って準備し、より体系的に学びが深められるように工夫をしている支部もあります。

 さらに、経営フォーラムにおいては、記念講演と4つの分科会を「企業変革支援プログラム」の5つのカテゴリーを柱として構成し、県内及び全国から、先進的な取り組みを行っている会員を報告者として選んでいます。

 経営労働委員会を推進担当として、役員を中心に自ら活用すると同時に、事務局でも毎月の学習会で活用しながらあらゆる会合での活用を呼びかけ、総合的な人づくりや企業づくりを全面に押し出した活動を展開。より存在感のある同友会としての取り組みを進めています。

「中小企業家しんぶん」 2014年 5月 5日号より