熊本同友会が1000名会員達成!企業と同友会の更なる発展を

 熊本同友会は、4月23日に第34回定時総会を開催しました。本総会は、長年目標に掲げていた1000名達成の記念総会と位置づけ、来賓、ゲスト含め約250名が参加し、共に祝いました。

 1982年に、106名でスタートした会員数は、約10年で600名を超えましたが、その後停滞が続き、2003年度末459名まで落ち込みました。しかし、仲間を増やしていくことの意義を地道に学び実践しながら、翌2004年度から純増に推移し、以降11年連続で純増を継続。並行して支部づくりにも取り組み、2005年度宇城支部、2009年度にゆ~ほく支部、2011年度に緑郷支部、2012年度に天草支部、2014年度に人吉支部を立ち上げ、同友会運動の裾野を広げてきました。その結果、全国では約20年振りとなる1000名を突破し、2014年度末1022名の会勢となりました。

 また、2009年2月に第39回中小企業問題全国研究集会、2013年10月に第7回中小企業地球環境問題交流会、2014年6月に第17回女性経営者全国交流会を設営したことも、会員同士の連帯感を深め、仲間づくりへの追い風となりました。

 総会当日は、4部構成のプログラムで進み、第1部総会では、中期ビジョン、2015年度活動指針、新役員人事などが採択されました。

 第2部課題別実践報告では、会活動を代表して青年部会活動、事業承継実践事例、第17回女性経営者全国交流会のまとめについて報告があり、参加者からは賞賛の拍手が寄せられました。

 第3部の新役員認証式では、小屋松徹彦代表理事が、「熊本を良くしていくためにも、同友会理念を実践して、自社が元気になりましょう」とあいさつ。続いて、来賓を代表して伊藤英典熊本県商工観光労働部商工労働局長と石櫃紳一郎熊本市農水商工局長から祝辞が述べられたのち、鋤柄修中同協会長が、「1000名は通過点。企業同様、同友会の組織も円滑に承継して、さらなる発展をめざしてほしい」と激励の言葉を述べました。

 第4部の懇親パーティーでは、一瀬壽幸熊本労働局長が、来賓を代表してあいさつを行い、その後、鋤柄修中同協会長が乾杯の発声でスタート。多くの参加者が懇親を深めました。ゲスト紹介では入会の表明もあり、充実した1日となりました。

熊本同友会

「中小企業家しんぶん」 2015年 5月 15日号より