ミニ例会で組織強化~会員数純増率トップ 2017年全研開催に向けて【鹿児島】

鹿児島同友会

 全国の会員数は初めて4万5000名を超え(2016年3月1日現在)、組織強化に向けたさまざまな取り組みが行われています。今年度全国純増率トップである鹿児島同友会の取り組みを紹介します。

 鹿児島同友会は3月1日現在で356名の会員数になりました。今年度の期首は290名からスタート。ここ数年の鹿児島同友会の会員数は2011年度期首330名、2012年度期首323名、2013年度期首316名、2014年度期首310名と年々期首を割り会員が減っていました。

 しかし、2017年2月の中小企業問題全国研究集会(以下全研)開催地が鹿児島に決定し、会員増強が急務となり、組織強化委員会が今年度より新設されました。

 組織強化委員会では、会員訪問・オブザーバー訪問、地方でのミニ例会を毎月開催し、また、同友会入会勧誘用の動画製作も行っています。特にミニ例会は通常の例会より報告時間とグループ討論を短くし、オブザーバーが参加しやすいようにしています。

 鹿児島県は鹿児島市に人口と企業が集中しており、9割近くが鹿児島市の会員という現状です。残り1割の会員が地方2つの支部と1つの地区会に所属しています。総会、県例会、経営フォーラムなど大型例会は常に鹿児島市で開催することが多く、地方での例会は年に1~2回行う頻度だったため、なかなか例会に参加できないという声を聞いていました。

 そこで組織強化委員会が定期的に地方でミニ例会を開催することにより地方支部・地区会の活性化にもつながり会員数が増えていきました。また、各理事にはコミット数を設け毎月の理事会で確認をしています。組織強化委員長自らが率先垂範して入会者を増やしていくことで周りが触発され入会者を増やす良い連鎖が起きています。入会を導くための動画を見て入会を決めた会員もいます。

 鹿児島全研まで全国純増率ナンバー1を維持し、量と質を追い求め、地域になくてはならない同友会をめざします。

同友会の素晴らしさを伝える

倉橋利一・鹿児島同友会組織強化委員長より

 2017年2月の鹿児島全研開催に向けて、青木代表理事から「会員拡大と退会防止の役を担ってほしい」との熱い思いを受け、組織強化委員長を引き受けました。

 かねてから会員拡大において例会はもちろんのことソーシャルメディアの活用が重要であると思っていましたので、同友会の素晴らしさを分かって頂くための「入会案内ビデオ」を作成し、それをネット上で拡散し同友会に興味を持って頂く活動を行ってきました。

ちまたではまだまだ「こういう素晴らしい会があったんですね!」と言われることも多く、同友会を広める余地はまだまだあると思っています。

 これから会員数を400名、500名とさらに拡大し、活気ある鹿児島県中小企業家同友会にしていきたいと考えています。

新入会員歓迎の動画URL
https://goo.gl/hVv6SG

「中小企業家しんぶん」 2016年 3月 15日号より