中同協関西ブロック事務局員研修交流会2016~事務局員43名が参加

中同協関西ブロック事務局員研修交流会

 7月29日に大阪府のアイ・アイ・ランドにて「中同協関西ブロック事務局員研修交流会2016」が行われ、関西6同友会より43名の事務局員が参加し、学びと相互の交流を深めました。

 はじめに堂上勝己大阪同友会代表理事より「事務局への期待と要望」と題して問題提起がなされました。

 堂上氏は自身の経験から同友会とほかのセミナーとの違いについて、「セミナーが経営のノウハウ、テクニック的なことを学ぶのに対し、同友会は経営者の姿勢、生き様、覚悟を学ぶ場である」と述べ、参加者は同友会の学びの根幹について感銘を受けました。

 次に期待と要望として「会員さんは事務局員に対しては1年目でも10年目でも同じように同友会のことは知っていると思っている。基本文献をしっかり読んで学んでほしい。そして事務局(員)はそれぞれの地域の特性をよく理解して同友会理念を拡げていく大きな役目をもって日々の活動に取り組んでほしい」と激励の言葉がありました。

 次に、荻原靖京都同友会専務理事より「『同友会運動の発展のために』改訂版に学ぶ」をテーマに報告がありました。同友会の歴史を学ぶ意義について、そして事務局員は労働者でありながら会員経営者の同友会理念・運動への導き手であると述べました。

 報告を受けてのグループ討論では、(1)経験の浅い事務局員の悩みを聞く、(2)それぞれの同友会事務局の課題を交流し学び合うをテーマに率直に意見を出し合いました。

 その後、今年度より入局した奈良・兵庫同友会の新事務局員3名より「私の決意」と題して仕事を取り組むに当たっての思い、意気込みの発表がありました。

 最後に内橋秀明兵庫同友会事務局長から、「事務局員の生き様の根本にあるのが同友会理念です。同友会運動の主人公は会員経営者ですが、事務局員は主体者になれます。しっかり勉強して同友会運動の半歩先を示していけるようになりましょう」とまとめがありました。

「中小企業家しんぶん」 2016年 8月 25日号より