つくも支部(千葉)

九十九里地域の発展に思いをこめて

千葉同友会 つくも支部

 2月3日、東金市内のホテルにて、千葉同友会24番目の支部となる「つくも支部」が立ち上がり、設立総会が行われました。

 同支部は千葉県東金市の近隣に拠点を置くメンバー約30名でスタートしました。

 東金市は千葉県のほぼ中央部に位置し、温暖な気候に恵まれ、平野部は良質な田園地帯、丘陵地は山武杉の森林に覆われています。自然豊かでありながら、東京都心から約50メートルという立地で、国道126号線と千葉東金有料道路、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)をつなぐ交通の要衝でもあり、千葉県の九十九里地域の中核都市と位置付けられています。つくも支部の「つくも」という名称は、東金市のみならず九十九里地域全体と関わり合いを持っていきたいという思いで、九十九里の「九十九」から取って名付けられました。

 当日は、地元東金市の商工会議所副会頭や千葉銀行の東金支店長をはじめとする来賓も6名が参加しました。

 支部長に選出された古川毅彦氏(古川運送(株)・代表取締役)は、つくも支部の初年度スローガン「研鑽(けんさん)~現状に目を背けず、理想の実現へ~」を声高らかに読み上げ、「ここに集いし仲間たちと学びあい、高めあって自社の経営環境の改善、経営革新の実現を目指します。そして自社の発展がこの地域や日本経済の発展に寄与することを強く信じています。設立初年度で模索が続くかもしれませんが現状に目を背けず、理想の実現のためにともに研鑽をつんで参りましょう」と思いを語りました。

 記念講演では、(株)福寿園代表取締役社長・福井正興氏から講演がありました。同社はサントリーとのコラボレーションした「伊右衛門」でお馴染みの老舗茶舗です。「革新~伝統の殻を破る突破力~」という講演タイトルの通り、1790年の創業以来、お茶づくりの譲れない部分を守りつつ、消費者のライフスタイルに合わせた商品展開を行ってきたこと、熱い思いとたゆまぬ企業努力について講演がありました。

 第3部の祝賀パーティーでは、設立メンバーとなった守屋酒造(株)から提供された「つくも支部」の名前入りの樽酒を鏡開きする1幕もあり、盛大な船出の日となりました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 3月 5日号より