千葉同友会は一昨年、創立40周年を迎えました。その節目に向けて最高会勢の1500名をめざして増強運動が進められてきました。その勢いを受けて昨年11月に最高会勢を突破し、今年3月1日時点では1554名に達しました。
最高会勢を達成した要因をまとめました。
1つ目の要因は、正副代表理事を中心に各支部の役員会を回り、増強運動の意義や必要性について訴え、また、支部役員の疑問などに丁寧に答えていったことです。
例えば、ある支部長からの「なぜ増強をするのか」という問いかけに対して、副代表理事から「今あなたが、多くの経営者の中で学べているのは、その昔、多くの良い会社、仲間を増やそうと増強運動を進めてきた方がいるからではないでしょうか」と答えました。
2つ目は、新支部づくりを進めてきたことです。
千葉県は東京に近い都市部の各市には支部がありますが、太平洋側の房総地域には支部がない市町村が多くあります。そういった地域で入会対象者への訪問活動を行うと、同友会のように率直に経営課題を出し合う場を求める声が多くありました。そういった声に確信を持ち新支部づくりが進められてきました。
また、地域にはさまざまな経営者間のネットワークや諸団体があり、そこに働きかけることで同友会が広がっていきました。
3つ目は、青年経営者の増強運動が顕著だったことです。
2012年に休眠状態だった青年組織を再建しました。青年経営者は、これから自社を発展させていく意欲に満ちた人が多く、そういった人たちに正副代表理事を中心に増強の意義と必要性を語りかけたことで、青年経営者がそれに応えました。その流れが各支部にも波及していき、全体で増強が進みました。
こうした取り組みがあり、千葉同友会では増強が特別なことではなく日常の活動へと変わりつつあります。当面の目標1700名に向かって増強の機運が高まっています。
「中小企業家しんぶん」 2017年 3月 15日号より