柏崎支部(新潟)

 2007年7月16日、柏崎の街を襲った新潟県中越沖地震から10年。7月14日、新潟同友会10番目の支部となる柏崎支部が誕生しました。

柏崎の良さを知り、伝えよう

 柏崎地域は山と海に囲まれ、豊かな自然の恵みをもたらすとともに、かつては「日本三大油田」のひとつとして栄えた地域も擁し、そこから今日の機械金属工業発展の基礎が築かれ、製造業、サービス業等多くの中小企業が存在します。

 柏崎支部設立にむけ、活動が本格化したのは2015年です。翌年7月に「上中越地域4支部合同例会」を柏崎で開催。柏崎地域の会員間で「柏崎支部を設立し、広い視野、中長期的な展望を持ち、本音・本気で切磋琢磨し合える仲間づくりをしよう。そして、この地域の担い手として力強く歩もう」という思いを共有し、8月に柏崎支部準備会を設立。その後、毎月の例会、ミーティングを重ね、念願の設立を迎えました。

 設立総会では、初代柏崎支部長に就任された中村昭夫氏(コンタワークス(株)代表取締役)から「柏崎の良さを知り、伝えよう。―会員相互の理解を深め、全員参加で同友会を楽しもう」をスローガンに掲げた方針が力強く提案され、総勢82名の出席者から温かい拍手で承認されました。

 記念式典では来賓を代表し、櫻井雅浩柏崎市長、品田宏夫刈羽村長より柏崎支部への期待を込めた祝辞がありました。その後の記念講演では、宮城同友会副代表理事の佐藤全氏((株)ヴィ・クルー代表取締役)が「地域にあてにされ、若者に選ばれる企業づくりを―企業・地域・同友会の連携が、幸せの見える社会をつくる」をテーマに熱く講演しました。

 歴史ある企業のベテラン経営者から創業したばかりの若手経営者と個性豊かな柏崎支部会員。共に、活動目標に掲げた「出会いと気付きを大切に、実践につながる学びあい」を積み重ね、同友会の輪を広げていくことを確認しました。

 式典後の懇親パーティーでは、ゲストから2名がその場で入会し、会員数は21名に。今後の柏崎支部の隆盛を感じさせる船出となりました。

「中小企業家しんぶん」 2017年 8月 15日号より