出入国者数、在留外国人と海外在留邦人

 海外観光客や在留する外国人を多くみるようになりました。それにかかわる統計を見てみたいと思います。

 訪日外国人、出入国者数は2016年2,404万人、国土交通省の2017年の速報値では、その数は2,869万人と過去最高を更新。出国する日本人は2016年1,712万人、日本政府観光局より2017年の推計値が発表され、1,788万人と前年比4.5%増となっています。(表1)

 また国籍別在留外国人(表2)をみてみると、2016年は約238万人で最多となっており、前年より15万人ほど増加しています。永住者は96年約7万2000人でしたが、2016年は約72万7000人となり約10倍になっています。国籍別では、中国が約69万5000人、韓国が45万3000人と多くなっていますが、増減をみてみるとベトナムが2016年約20万人弱となり前年から5万3000人も増加しています。韓国は2014年約50万人でしたが、2年で約5万人減少しています。

 海外在留邦人数(表3)では、2016年133万8000人となり、前年より21,399人増加し過去最多となっています。最も多く在留しているのはアメリカで約42万人ですが、国籍別の増減では、カナダが3,929人増、オーストラリアが3,504人増、タイで2,913人増となっています。在留外国人の増減で1位のベトナムへの在留邦人は16,145人で前年から1,450人増となっています。

 日本の海外や外国人とのかかわりが年々増加していることがわかります。

「中小企業家しんぶん」 2018年 1月 25日号より