5万名会員達成にむけて 2018組織強化・会員増強全国交流会【中同協】

 中同協は8月24日に東京で2018組織強化・会員増強全国交流会を開催し、43同友会から189名が参加しました。

 中同協設立50周年となる2019年に5万名会員を達成する契機として行われ、まず広浜泰久・中同協会長があいさつしました。

 実践報告として、長崎同友会から「純増1位長崎同友会佐世保支部の取り組み」をテーマに、野田洋市・長崎同友会佐世保支部仲間づくり副委員長((株)野田武1商店代表取締役)が報告しました。佐世保支部の仲間づくり委員会では「顔の見える支部活動」をテーマに(1)現会員、(2)新入会員、(3)入会見込者を知ることを重点に行ったことを報告。「同友会はディナーではなくセルフのうどん」として、自分から学ぶ自主性を育む重要性を強調しました。

 次に、「5万名達成を担う青年経営者と青年部活動」をテーマに、中野愛一郎・中同協青年部連絡会代表((株)イベント21代表取締役社長、奈良同友会理事)が同友会の活動・運動を企業に置き換えて報告しました。報告を聞くインプット、グループ討論をするアウトプットという同友会の仕組みは主体者をつくる仕組みであるとして、いかに同友会の豊富な学びを自社に生かしていけるかが増強の鍵と報告しました。

 問題提起として、加藤明彦・中同協副会長(エイベックス(株)代表取締役会長、愛知同友会会長)が「同友会に入会して、どう会社が変化をして発展していったのか、経営者として自分自身がどう変化をして成長したのかを、自分の生き様として語ること。入会を勧めるときに、その行動に共鳴して入会をしてもらおう」と役員としての姿勢を投げかけました。

 報告を受けて、中同協第49回定時総会アピールにある「(1)仲間づくりの輪を広げ、全国で5万名の達成を確実にしていきましょう。(2)同友会型会員企業をすべての地域に増やしていきましょう。(3)すべての同友会、すべての支部・地区で、増える・強い組織づくりに取り組みましょう」の3点をテーマにグループ討論を行いました。

 交流会のまとめとして、守和彦・中同協副会長((株)ダテハキ取締役会長、北海道同友会代表理事)が「各同友会の掲げる目標を達成すれば5万名は達成されます。今回の参加者が各地のリーダーとなり、組織強化・会員増強に取り組みましょう」と呼びかけ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2018年 9月 5日号より