県理事会が会員増強の先頭に「1人が1人」41名の増強目標を突破、会員増強に弾み【広島】

 中同協50周年(2019年)5万名達成に向けて、各同友会の増強にかかわる事例や増強に取り組む会員のインタビューを掲載していきます。今回は広島同友会の取り組みです。

 広島同友会では2019年度末、会員数2700名必達を目標に、今年度の増強運動がスタートしました。

 まず、7月の県理事会で「どう増強のうねりをつくるか~全県・各支部・各地区部会・小組をどう巻き込むか」をテーマに討議しました。「県内全体に会員増強の意義が伝わっておらず、増強への気運が広がっていない」「会員による体験報告例会が減っており、自らの経営を語り魅力ある例会づくりを進める必要がある」などの課題を共有しました。

 そしてまず、県理事が会員増強の先頭に立って、広島同友会全体に会員増強の気運を広げようと、「県理事1人が1人」の増強運動をスタートすることになりました。県理事41名が、41名の入会を9月30日まで達成する、そして、達成した暁には、10月15日の県理事会で達成パーティーを開く、という「県理事増強」です。

 しかし、翌8月県理事会の時点で、実績は2~3名という状況。再度、どのように増強を進めるか理事全員が決意をスピーチ。「支部・地区の協力を得ながら」「他団体青年部の卒業生をターゲットに」「取引銀行の営業に紹介をお願いして」などそれぞれの対応を述べ、決意を高めました。そして立石克昭・広島同友会代表理事が「自分が同友会で変わり、会社が変わったことを率直に話そう。どんなことで困っているのか耳を傾けよう。会員が増えることで地域が元気になっていくことを思い描いて未来のために楽しくがんばろう」とまとめました。

 この8月理事会を機に、増強が進み始め、締め切りの9月30日で34名、しかし、進行中の入会候補も多数あるとの状況を踏まえ、10月15日の県理事会まで期間を延長、結果、10月11日には見事目標を達成。42名の入会実績となりました。

 その後、県理事増強は46名まで進んでいます。各支部理事会おいても「1人が1人」運動に取り組んだり、地区でも目標を意識した増強への具体的な動きが始まったりと、県理事会からのうねりが確実に県全体へ広がっています。

「中小企業家しんぶん」 2018年 12月 15日号より