覚悟を持って実践を~全国中堅・幹部事務局員研修【中同協】

 12月20~21日に東京で「全国中堅・幹部事務局員研修」が開かれ、13同友会と中同協から31名が参加しました。

本企画は中同協関東甲信越ブロックの中堅事務局員が中心となって企画・設営を担当しました。

 1日目は、林隆史・東京同友会事務局長がオリエンテーションを兼ねて問題提起。その後、大西昌典・東京同友会事務局次長、田ノ上哲美・埼玉同友会事務局主任、河野貴司・兵庫同友会事務局次長の3名が、「中堅事務局員に求められる役割と次代のビジョン」をテーマに実践報告しました。

 大西氏は、中堅として課題は自ら解決していくことや次世代の事務局を育てていくことの大切さを、田ノ上氏は運動の継承性を担う自らの姿勢を確立すること、河野氏は「やる気がある」ではなく「自分でやる」事務局になることなどをそれぞれ報告しました。

 その後、5つのグループに分かれて討論を行い、「事務局長の気持ちになって仕事に取り組む必要がある」など、経験を交流しました。

 1日目のまとめで給前祐介・神奈川同友会事務局次長は「あきらめない、逃げない。覚悟を持って取り組み、実践する中で変わっていこう」と述べました。

 2日目は、(株)吉村(橋本久美子代表取締役社長、東京同友会会員)を企業訪問し、橋本氏の実践に学びました。

 橋本氏は「私、同友会に育てられました。ツカエル中小企業家同友会 実践記」と題して報告。同友会の経営指針セミナーを受講し、社員共育塾、共同求人活動などを活用して、社員とともに今の会社をつくってきたことで、外部評価も受けるようになったことなどを報告しました。

 2日間の研修を終えて書かれたレポートには、同友会運動の主体者として実践へ向けた決意がまとめられました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 2月 5日号より