連載第19回【2019年5万名達成を】女性会員の経営実践を掘り起こし、学びを広げる

 中同協では2019年の中同協50周年に向けて、5万名会員の実現を掲げています。久賀きよ江・中同協女性部連絡会代表からのエールを紹介します。

 全国の同友会会員を5万名に、という中同協の目標は単に会員を増やそうということではありません。激動の時代の中で、中小企業経営者が1人では学べないことを同友会の活動に参加しかかわることによって、学び、自社をよくしていく仲間を増やしていこうという意味合いがあります。

 同友会では企業の経営実践から学ぶことを醍醐味としています。より多くの経営実践に学び、お互いの経営から刺激を受け励ましあいながら、経営者として、そして企業として成長していくために、より多くの方に会員になっていただく必要があります。

 同友会の中で、女性部は最も活躍できる可能性があると思っています。それは、女性活躍推進の機運が高まる中で、女性の能力が少しずつ芽吹き開花してきたと感じているからです。

 従来は気づかれなかった、企業の取り組みが注目されるようになってきました。女性が働き続けられる労働環境の整備や活躍できる仕組みづくり、ダイバーシティ経営、地域の課題解決型の事業など、女性的感性での企業づくりや仕事づくりが、今、求められています。

 それぞれの同友会で活躍している女性会員の経営実践の取り組みを掘り起こして、そこから学ばせていただき、広げていく。学ぶ仲間を増やしていくためにどうしていったらよいかを、各同友会で真剣に捉えて取り組んでいきましょう。

(株)メガネマーケット代表取締役 中同協女性部連絡会代表 久賀 きよ江

「中小企業家しんぶん」 2019年 3月 15日号より