周南支部(山口)~22年ぶりの新支部立ち上げ

 2019年2月、山口同友会理事会において周南支部の発足が認められ、周南支部が誕生しました。

 周南市は、瀬戸内海に面し、山口県南東部に位置する地域です。南部は、瀬戸内に面していることから、豊富な瀬戸内の恵である海産物、また温暖な気候を利用して、北部は農産物の生産も盛んです。人口は約14万人で、県内では下関・山口・宇部に次ぐ4番目に人口の多い都市です。産業は、瀬戸内工業地帯に含まれており、主要産業は重化学工業で、特に石油コンビナート群が形成されている地域です。

 周南支部誕生を祝って、3月14日にホテルサンルート徳山にて、周南支部設立記念パーティーが行われました。記念講演では、中山英敬・中同協幹事長が「人を生かす経営の総合実践~一人ひとりと向きあい築いた相互信頼」を主題に報告されました。迫力の講演で、講演後の懇親会で入会宣言が出るなどして、支部立ち上げに華を添えました。

 4月1日には仮に周南支部以外に所属していた会員の移籍を行い、25名の会員で新支部のスタートを切りました。4月に5名の入会者も迎え、現在30名の支部会員となっています。正式には、5月の周南支部第1回総会において役員や方針が定められ、実際の支部活動が始まります。現在、5月の第1回総会に向けて、さらなる増強に邁進中です。

 山口同友会の新支部誕生は、1997年に宇部支部が発足して以来、実に22年ぶりとなります。今回の新支部発足にあたっては、会員の中で新支部立ち上げを経験した人がいない中からのスタートでした。2016年度から新支部設立のための議論を開始し、2018年3月から周南支部設立準備会を発足しました。設立に向けては、全県体制で新支部設立をフォローする体制を取り、同年6月から例会や同友会を知る会などを開催。多くの会員の協力によって新支部誕生となりました。

「中小企業家しんぶん」 2019年 5月 5日号より