兵庫同友会50周年に向けて―兵庫経済の一翼を担う「ひょうご未来牽引企業」となろう 県内6信用金庫と連携協定を締結【兵庫】

 4月16日に兵庫同友会第50回定時総会がホテルモントレ姫路で開催され、316名が参加しました。

 第一部は石見利勝・姫路市長が来賓あいさつをしたのち、総会議事をすすめました。議案書に基づき、2018年度活動報告・会計報告、2019年度理事役員選出・活動方針・予算が提案され、満場一致で採択されました。

 第2部では県下6信用金庫(神戸信用金庫、兵庫信用金庫、日新信用金庫、淡路信用金庫、但馬信用金庫、西兵庫信用金庫)との連携協定締結式が開催されました。人口減少社会、企業減少社会に直面する中、豊かな地域社会を創造するという共通の課題に取り組んでいくことをめざして、「中小企業支援に関する連携協定」の調印を行いました。続いて金融庁・地域金融生産性向上支援室長の日下智晴氏が「変わる金融行政と金融仲介」をテーマに講演。地域金融機関である信用金庫と、地域企業である中小企業との関係づくりについて、金融庁の視点と元金融マンの視点からの話は今後の連携活動にも示唆の多い学びとなりました。

 第3部の懇親パーティーでは、来賓を代表して谷口賢行・兵庫県産業労働部長があいさつ、西村正司副代表理事の音頭で乾杯、交流を深めあいました。

 今後は連携協定に基づき、担当者会議を開催するほか、中小企業や地域の経済情報の交換、例会や研修への相互参加や講師派遣など、活動の具体化を図っていく計画です。信用金庫からも地域課題解決に向けた行政との懇談会へ参加依頼を受けており、地域づくり・企業づくりの両方にかかわる活動が期待されています。

「中小企業家しんぶん」 2019年 5月 25日号より